GRAS RAVEL 205 シェードTYPE1056 Final edition
先日ご紹介させて頂いたGRASランプの同モデルの稀少タイプです。
前回と同じ205モデルですがアームの長さはノーマルの通常モデル、
ただし前回のものとの大きな違いはこのカラーリング、
ハンマーグリーンなどと言われているカラーリングで、
同年代ぐらいに作られた製品に多く使用されていた色です。
例えば同年代の BIENAISE チェアーなどにも同色が使用されて、
この時代に流行ったカラーリングだったようです。
元々GRASランプの塗装はリペイントを除いてはブラックが殆どで、
ごく稀にニッケル、ル・コルビュジェ がシテ・ユニべルシテの学生寮の為に
特注したと言われるグレー、そして今回のグリーンぐらいしか存在しません。
ランプ本体、シェードの表面も他の年代の同型モデルと違い、
GRASランプの中でもかなりレアなタイプとなります。
GRAS最初期は1910年代でしたが、このモデルは60〜70年代に生産されたもので、
GRASランプの最後のモデル、Final editionと言えると思います。
今回のモデルもGRASランプの中では新しい年代になるので、
GRASランプではなかなか見つからない良いコンディション、
良い状態のGRASをお探しだった方にお勧めのモデルだと思います。