ヴィンテージブームの頃には幻のモデルとして扱われていた通称ガイコツ
モデルですが、現在では以前より比較的に見つけ易くなり、オークションや
ヴィンテージショップでも全く見ないという事は無くなりました。
ちなみに正式名称は CLUB、以前もこの事を当ブログに掲載しております。
ただ、このモデルもカラーリングが多数有り、稀少色は今でも特別な扱いを
受けています。
今回のブラウンタイプですが、このモデルの中でも最もベーシックな配色で、
ガイコツモデルの入門タイプと言えるかも知れません。

CLUBモデルは１種類の形状しか無いと思われている方が多いと思いますが、
微妙な違いは存在します。
大きな違いではありませんがタグが70年代のものと、80年代にも使用されていた
ものと2タイプが存在します。
理由は明確ではありませんが、おそらくは長きに渡って製造されていた為に
2タイプのタグが存在したのだと思われます。
またフロント下部のウエスト辺りに、ウエストを締め込む紐が付いているタイプと
付いていないタイプが存在します。
紐が付かないタイプには本来紐が通される筈の穴が塞がれているタイプも
存在します。

西ドイツ製アディダスですと定番モデルで曲がりポケットなども存在しますが、
タイプ違いの多い 曲がりポケットモデルほど、このCLUBモデルはタイプ違い
が存在せず、比較的に原型を留めているモデルだと言われています。

カラーリングに関しては現在存在が判っているタイプだけで言うと、
そう多くはありませんが、元々はフットボール選手がワールドカップの際に
着用していた事などから、当時アディダスから供給されていた多くの国々の
カラーリングタイプが存在したとしてもおかしくはありません。
現在存在が判っているタイプだけをコンプリートする事は、
それほど難しいことでは無いかも知れませんが、
今後さらに多くのタイプが見つかる可能性が高いモデルとも言えます。