80年代から短い期間で製造されていたアディダスの香港製、
1997年には中国に返還されていますので、現在では香港製は存在しません。
今回のバッグ以外にもジャージなども作られていましたが、
その特徴としてはユーゴスラビア製に近いデザインのものが多いところでしょうか。

ジャージで言えばユーゴ製はヨーロッパトラックが有名ですが、香港製も全く同じ
デザインのものが作られています。
ただしインナー部分のカラーリングや、素材感なども微妙に違い、
詳しい方なら見た目でユーゴ製との違いは判断出来るくらいです。

さて今回はバッグですが、こちらのデザインはユーゴ製とは大きく異なる
オリジナルティー溢れる形、作りはユーゴ製にもあるバッグ下部にジップが付く
タイプですが、シルエットやカラーリング、素材感も全く違います。

バッグ底には生産国の表記がありますが、これは他の生産国同様のプリントと
なります。

80年代製と言え、もう40年近く前のものですが、今回のバッグはデッドストックの
最高のコンディション、通常はあまりご紹介しないアジア製のアディダスの
バッグですが、これはあまりにコンディションが良かった為にERMITAGEから
ご案内させて頂きました。